【文具】システミックに新しいラインアップ 2011
システミックプレスリリース
ようやく発表になったコクヨのシステミック、新バリエーション。
今回新たにラインアップに加わるのは〈SYSTEMIC active〉A7サイズ。
A6サイズの半分。文庫本の半分の大きさです。ポケットサイズですね。
Yシャツの胸ポケットにも収まるサイズです。
今回はその使い方の一例として、ネックストラップで首から下げる方式が紹介されています。ストラップは、従来のシステミックにもつけようと思えばつけられないこともありませんでしたが、ぶら下げて使えるのはやはりこれくらい小さくないと(笑)。
今回の製品サイズは名刺や情報カードを同時収納することも提案しています。
ノート2冊収納のカバーでありながら、名刺入れとしても使える。
基本的な作りはベーシックタイプと同じですが、開いて左側にはポケットが2重になっています。上記カード類の収納を企図してのことのようです。
このサイズに合わせて、A7サイズのキャンパスダイアリも新登場となるようですね。
ミニチュア文具でオールインワンな感じがとても文具好きの心をくすぐります。
カバーノートがいろいろと出回って選択肢が増える中、各社それぞれに特色を維持しつつユーザーを増やしてゆくためには、単に奇をてらうだけでもだめだし、かといって無難な作りにしてしまえば類似品が増えるだけ・・・と作り手のジレンマと大変さを感じます。
私はシステミックが登場したとき、まずその印象は地味だなぁと感じましたが、一方で「仕事用」に徹した作りに好感を覚えて、かれこれ使い始めて3年になります。やっぱり使い続けるには、ある程度シンプルであることは大切だなぁと感じます。
そのシンプルさゆえに、自分なりにいろいろと手を加えて楽しく使っています(それについては機会があれば別に紹介したいと思います)。
リングノート対応版の登場のときも、「おお、さすが!」と喜んで購入しました。
私は大のリングーノート(とりわけA5)好きなので、いつも製品の特性上カバーができないことにジレンマを感じていました。それを仕様(カバーしたまま折り返せる)でうまく解決して使えるようにしていることに驚いたのです。
まぁそこまでしてノートをカバーに入れる必要があるのか?と思う人も少なからずいるかと思います。そもそもノートなんか使い終わったらそれまでの一過性の消耗品ではないか、と。本なら大事に扱いたいからカバーするのはわかるぞ、と。
でも本にカバーするのとは意味合いが少し異なります。単に個性を出したいとか、持つ喜びを味わいたいからという理由で革製のカバーをつけるという嗜好性もありますが、システミックのような製品を使うのは、おそらくもっと別の感覚です。
オールインワンという書き方をさっきしましたが、つまりノートのほかにペンや付箋やメモやカード文具などいろいろなものを収納して、鞄いらずで持ち歩けるというところに妙味があるのです。
日本人はこまごまとしたものをこまごまと持ち歩くのが好きな傾向があるのではないか。だから、こういうものが人気を博するのではないかと想像しています。
まぁ理屈をごねごねこね回してもしかたないのですが、とにかく普段使う道具に自分なりのテイストを織り交ぜて、それに愛着を持って過ごせること。これが何より楽しいし、張り合いになるのではないかと思っています。
新製品も、ぜひ手にして使ってみたいと思います。