そこから操作すれば特別な措置を講ずることはないのですが、例えば作業中から素早く処理したい時などはいちいちその手順を踏むのが面倒に思うことがありますよね。
そのようなときはデスクトップ上にクリックで操作できるショートカットを作成したり、そのショートカットを元にワンタッチで動作するショートカットキーを作っておくと便利です。
各所で紹介されている情報ではありますが、とりあえず自分にとって必要と思われるものをピックアップして備忘を兼ねてまとめて記録しておきたいと思います。
ここで紹介するのは以下。
01 シャットダウン
02 再起動(リスタート)
03 ログオフ
04 スリープ(休止状態)
05 スリープ(モニター)
06 ハイブリッドスリープ
07 USB機器の取り外し
08 タスクマネージャーの起動
09 デスクトップ表示
10 3Dフリップ
◆ 電源関係のショートカット
1 シャットダウン
以下のアドレスを入力してショートカットの新規作成を行う。
************************************************
shutdown -s -t 0
************************************************デスクトップ上で右クリック→新規作成→ショートカット(S)。
ショートカットの作成画面に上のアドレスを入力。
ショートカット名称を好きなものにする。
出来上がったショートカットを開けばシャットダウンが実行されるようになる。
2 再起動
以下のアドレスを入力してショートカットの新規作成を行う。
作成手順は1のシャットダウンと同じ。
************************************************
shutdown -r -t 0
************************************************3 ログオフ
以下のアドレスを入力してショートカットの新規作成を行う。
作成手順は1のシャットダウンと同じ。
************************************************
shutdown -l -t 0
************************************************4 スリープ(休止状態)
Winの「休止状態(メモリにデータを一時退避させて電源を落とすスリープ機能)」をショートカットから実行する手順。
以下のアドレスを入力してショートカットの新規作成を行う。
作成手順は1のシャットダウンと同じ。
************************************************
rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState Sleep
************************************************※休止状態をオフにしている場合は、実行した際に「スタンバイ」に移行する。
5 スリープ(モニター)
4のスリープではなく単純に画面をブラックアウトさせたいだけの場合は、下記リンクのフリーソフトを使うとモニター用電源ボタンやFnキーのない環境でも容易に実行可能。
Monitor Off
ソフトウェアをインストールしたら、ショートカットをデスクトップ上などにおいておく。
ダウンロードしたソフトウエアはフォルダーとして解凍され、 任意の場所においておけば良いので、プログラムフォルダなどに適宜移動させる。
デスクトップ上に置いたままでも使用可。
実行すると上のようなメッセージが出るのでOKをクリックする。
すると指示のように左クリックするまで画面がブラックアウトする。
6 スリープ(ハイブリッドスリープ)
Winの一時スリープ機能である「ハイブリッドスリープ」をショートカットから実行する手順。
下記手順により「※※※.bat」(名称任意)を作成。
上記ファイルからショートカットを複製。
「※※※.bat」の内容は下記4行のscript。
(手順)
新規でテキストファイルを用意し、そこへこのスクリプトをペーストして保存、ファイル名の変更で拡張子を「.bat」にすればOK。これをデスクトップ等でファイルを開く要領でクリックすれば動作する。
************************************************
@echo off
powercfg -h off
rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState 0,1,0
powercfg -h on
************************************************
テキストファイルを新規作成し、上のように構文を入力またはペーストする。
ファイル名を任意のものに設定し上書き保存する。
出来上がったファイルの拡張子が.txtなので、これを.batに変更する。
環境によっては拡張子が表示されていない場合があるので、コンパネからフォルダーオプションを開くか、任意のフォルダーの「ツール」から設定を変更しておく。
「登録されている拡張子は表示しない」にチェックが入っているとtxt拡張子は表示されていないと思うので、コレを外して「OK」をクリック。
.txt が表示されたら拡張子を.bat に変更。
変更するとアイコンが画像のように変わる。
コレをクリックすれば以降、ハイブリッドスリープをショートカットから実行できるようになる。
参考まで↓
■ハイブリッドスリープと休止状態の違い
■Windowsのショートカットキー一覧
◆ その他 有用そうなショートカット
以下に電源オプション以外で有用と思われるショートカットの作成方法を記載しておく。
ショートカットの作成方法は上述のものを同様なので応用されたい。
7 USB機器の取り外し
以下のアドレスを入力してショートカットの新規作成を行う。
************************************************
%windir%\system32\Rundll32.exe shell32.dll,Control_RunDLL hotplug.dll
************************************************8 タスクマネージャーの起動
以下のアドレスを入力してショートカットの新規作成を行う。
************************************************
C:\Windows\System32\taskmgr.exe
************************************************
9 デスクトップ表示
※※※.scf(名称任意可)を作成してショートカットを作成。
※※※.scfの内容は下記4行のscript。
※※※.scf(名称任意可)を作成してショートカットを作成。
※※※.scfの内容は下記4行のscript。
(手順)
新規でテキストファイルを用意し、そこへこのスクリプトをペーストして保存、ファイル名の変更で拡張子を「.scf」」にすればOK。これをデスクトップ等でファイルを開く要領でクリックすれば動作する。
************************************************
[Shell]
Command=2
IconFile=explorer.exe,3
[Taskbar]
Command=ToggleDesktop
************************************************
10 3Dフリップ
以下のアドレスを入力してショートカットの新規作成を行う。
************************************************
"C:\Windows\system32\rundll32.exe" DwmApi #105
************************************************
◆ キー設定して使う
ショートカットの設定が可能になったところで、これらをキーボードのファンクションキーなどに割り当ててワンタッチ操作できるようにしておけばラクに処理ができます。
例として私の場合は以下のように設定しています。
これらは任意なので自分の好きなように設定すれば良いと思います。
機器ごとの元々の指定がある場合はそれらを変更しても不都合がないかの確認が不可欠です。
F6 :USB取り外し
F7 :メーラー
F8 :ブラウザ
F9 :タスクマネージャー
F10 :デスクトップ表示
F11 :ハイブリッドスリープ
F12 :シャットダウン
それぞれに使いやすい組み合わせを考えると楽しいですよ。
以下のアドレスを入力してショートカットの新規作成を行う。
************************************************
"C:\Windows\system32\rundll32.exe" DwmApi #105
************************************************
◆ キー設定して使う
ショートカットの設定が可能になったところで、これらをキーボードのファンクションキーなどに割り当ててワンタッチ操作できるようにしておけばラクに処理ができます。
例として私の場合は以下のように設定しています。
これらは任意なので自分の好きなように設定すれば良いと思います。
機器ごとの元々の指定がある場合はそれらを変更しても不都合がないかの確認が不可欠です。
F6 :USB取り外し
F7 :メーラー
F8 :ブラウザ
F9 :タスクマネージャー
F10 :デスクトップ表示
F11 :ハイブリッドスリープ
F12 :シャットダウン
それぞれに使いやすい組み合わせを考えると楽しいですよ。
以上です。
関連:Windowsのスクリーンキーボードのショートカット作成