■ デスクマット使ってる?
デスクマットに意識を働かせることは割と少ないんじゃないかと思います。
机の上でその存在は意識されずに目立つこともなく、なにかとなにかの間に挟まれてひっそりとしている。
その恩恵をあえて讃えられることもなくありがたがられることも殆ど無い。
こう言葉にしてしまうと身も蓋もないですね。
私もそれほどこだわりを持ってセレクトしたことがないし、かつて事務仕事に勤しんでいたときはあてがわれるままに備えつけのものを使っていました。最近はそもそもデスクマット自体を使っていない人も多いんじゃ無いでしょうか。でも実は色々と机上作業に貢献してくれてる頼もしいやつなんです、これが。
ここ最近個人的にその認識を新たにしているところなので、あえてこれに照明を当てて記事を書こうと思った次第です。
個人的には現在自宅のしごと机で積極的に使用しています。幾つかの変遷を経てコクヨのアンチグレアな半透明のものに落ち着いています(それ以前はニトリで購入した固めの真っ黒な合皮製のものを置いていたこともありましたが、厚みがありすぎるのが不便ですぐにやめてしまいました)。
使用する理由としては、デスクが木製ということもあり、表面の傷防止という意味が一番大きいですね。
二番目の理由として区画分けの意味合いがあります。すなわち自由筆記とキーボードとメモスペース、それからペンタブの配置などです。あえて視覚的な区割りをするためにおいているということです。ですのでサイズは必然的にデスク全面を覆うものではなく、必要スペースを覆うだけのものを選択しています。
ところで、みなさんは一般にデスクマットにどのようなイメージをお持ちでしょうか。思い浮かぶ限り下にあげてみます。
・事務机用(職場用というイメージ)
・小学生用の学習デスクに付属している
・一応机表面の保護には役立っている
・グリーンの下敷き(色バリがない)
・ベタベタする
・汚くなりやすい
・コピーや写真を挟むと転写してしまう
・なんだかわからない汚れが付着している
・消しゴムのカスが融着している
・消耗品として買い換えしてもらいにくい
(汚れたので綺麗なものに交換して、と言いにくい)
・丸まりがなかなか均されない
・メモを挟んでも結局その上にものが置いてあるので意味が無い
・長年使われてる事務机の場合、マットの中から発掘資料が出てくる
・・・など(かなり偏見含む)。
なんだかマイナスイメージが多いような。
でも一般的な家庭やオフィスでのデスクマットのイメージや評価って概ねこんなものでは?最近の先進的なオフィスでも積極的に使われているのかどうかわかりませんが、デスクマットってなんとなく前時代的なイメージがあります。
そもそもデスクマットってなんのために使うのでしょうか。
まぁ自分の体験と合わせて推測はできます。
・弾性があるので油性ボールペンで筆記しやすい
つまり仕事で紙に文字を書くのはオフィシャルな作業ですから、概ね油性ボールペンを使うのが一般的だったわけで、そういう事務仕事が主流だった時代はデフォルトで供えられていたツールというわけですね。ツールというより備品に近い。
あと、
・捺印しやすい
これもハンコ社会の日本ならではというか、筆記利便に付帯する機能として必要性の中に含まれていたんじゃないかと思います。
・メモや資料を挟める
紙メディア主流の時代、個人のリマインダーとしての機能をデスクトップ上(文字通り机の上ということです)に求める風潮が強くあったということでしょう。付箋(ポストイットなど)の登場で徐々にリマインドの形式は「挟む」から「貼る」に移行していったように思うし、さらにはデータの管理やリマインド全般がデジタルにその座を奪われつつあるように思います。
こうして見てみると、さほどにデスクマットが標準的に備えておくべきものではないのじゃないかというふうに思っても不思議ではないですね。実際使わないオフィスのほうが多くなりつつあるように思います。
家庭でも子供用の学習デスクに付属しているものを除き、よほど個人で使用する人は少ないんじゃないでしょうか。かく言う私も、長く自宅では使用して来ませんでした。
しかし「書斎」という言葉が半分死語になりつつある、もしくはその意味するところが旧来の概念から全く異なるニュアンスのものに移行しつつある時代だからこそ、自分の部屋(部屋じゃなくとも自分の机だけでも)の作業スペースをいかに構築するかということは重要だと思うのです。その事を考える上で、デスクマットの位置づけを僕なりに考えてみました。
少し長くなったのでこれはまた次回にしましょう。
(つづく)→
■ デスクマットのイメージ
ところで、みなさんは一般にデスクマットにどのようなイメージをお持ちでしょうか。思い浮かぶ限り下にあげてみます。
・事務机用(職場用というイメージ)
・小学生用の学習デスクに付属している
・一応机表面の保護には役立っている
・グリーンの下敷き(色バリがない)
・ベタベタする
・汚くなりやすい
・コピーや写真を挟むと転写してしまう
・なんだかわからない汚れが付着している
・消しゴムのカスが融着している
・消耗品として買い換えしてもらいにくい
(汚れたので綺麗なものに交換して、と言いにくい)
・丸まりがなかなか均されない
・メモを挟んでも結局その上にものが置いてあるので意味が無い
・長年使われてる事務机の場合、マットの中から発掘資料が出てくる
・・・など(かなり偏見含む)。
なんだかマイナスイメージが多いような。
でも一般的な家庭やオフィスでのデスクマットのイメージや評価って概ねこんなものでは?最近の先進的なオフィスでも積極的に使われているのかどうかわかりませんが、デスクマットってなんとなく前時代的なイメージがあります。
■ デスクマットを使用する意味
そもそもデスクマットってなんのために使うのでしょうか。
まぁ自分の体験と合わせて推測はできます。
・弾性があるので油性ボールペンで筆記しやすい
つまり仕事で紙に文字を書くのはオフィシャルな作業ですから、概ね油性ボールペンを使うのが一般的だったわけで、そういう事務仕事が主流だった時代はデフォルトで供えられていたツールというわけですね。ツールというより備品に近い。
あと、
・捺印しやすい
これもハンコ社会の日本ならではというか、筆記利便に付帯する機能として必要性の中に含まれていたんじゃないかと思います。
・メモや資料を挟める
紙メディア主流の時代、個人のリマインダーとしての機能をデスクトップ上(文字通り机の上ということです)に求める風潮が強くあったということでしょう。付箋(ポストイットなど)の登場で徐々にリマインドの形式は「挟む」から「貼る」に移行していったように思うし、さらにはデータの管理やリマインド全般がデジタルにその座を奪われつつあるように思います。
■ デスクマットの必要性
こうして見てみると、さほどにデスクマットが標準的に備えておくべきものではないのじゃないかというふうに思っても不思議ではないですね。実際使わないオフィスのほうが多くなりつつあるように思います。
家庭でも子供用の学習デスクに付属しているものを除き、よほど個人で使用する人は少ないんじゃないでしょうか。かく言う私も、長く自宅では使用して来ませんでした。
しかし「書斎」という言葉が半分死語になりつつある、もしくはその意味するところが旧来の概念から全く異なるニュアンスのものに移行しつつある時代だからこそ、自分の部屋(部屋じゃなくとも自分の机だけでも)の作業スペースをいかに構築するかということは重要だと思うのです。その事を考える上で、デスクマットの位置づけを僕なりに考えてみました。
少し長くなったのでこれはまた次回にしましょう。
(つづく)→