【文具】個人的に「ヤル気が上がる」ペン5選 -国内編-
個人的に「ヤル気が上がる」ペン5選の国内編です。
今回はコクヨ、ゼブラ、ぺんてる、プラチナ万年筆の4社から製品をピックアップしてご紹介いたします。
1 KOKUYO S&T 鉛筆シャープ
もともと同社が学童用に開発したジュニアペンシルという製品があり、その人気がビジネスパーソンにも波及したことで、大人にも使えるようにとデザインやカラーを変更して新たにラインナップされたのが本製品です。
太軸で滑りにくい素材で表面が加工されているので持ちやすいのが特徴です。
更に一番の特徴はシャープペンとしては太めの0.9ミリと1.3ミリの芯が採用されていることです。太芯が昨今ブーム傾向ですね。
マークシートに使用する用途にも人気ですし、力を入れずにさらっと書ける書き味がアイデアを記すのにも適しているというので人気を集めています。
元のジュニアペンシルは鉛筆のように六角形状でしたが、こちらは三角軸に作られています。 クリップ付きの製品もあります。
メーカー公式サイト 鉛筆シャープ ジュニアペンシル
購入はこちら 鉛筆シャープ ジュニアペンシル
2 ZEBRA フリシャオートマチック
シャーペンのなかでも200円台のかなりリーズナブルな価格帯の製品ですが、すごく優れた性能を保持しています(現在すでに廃番、入手不可)。
まず最大の特徴はノックしなくても書きながら自動的に芯が送り出されてくる機構になっていることです。中断なく筆記に集中できるというのがほんとうに有難いですよ。
さらに芯を送り出す方法がもう2つあって、ひとつは一般的な軸尾ノック方式、もうひとつは同社が他のラインナップでも採用している「フリシャ」という本体軸を上下にふることで芯を送り出す機構です。
1本のシャーペンの中に3つも芯を送り出す方法が組み込まれているのはすごいと思いませんか。
グリップも独特のギザギザ感が大変持ちやすいのです。
ただ、メーカーでは本製品の生産を終了してしまったらしく、在庫限りになってしまっているのがとても残念なところです。
3 ぺんてる トラディオ・プラマン
1979年誕生の同社のロングセラー製品です。万年筆を模して考案され、プラスチックのペンチップにより多彩な筆跡を可能にした製品です。
ペン先の紙面への向け方によって太くも細くも書け、かつしなりがあるので、毛筆調の文字を書くこともできます。はがきの宛名書きにも重宝します。
さらにデザイン界には本製品の愛用者が多く、文字を書く以外にデザインやイラストを制作する際に使用している方もいるようです。
微妙な強弱調整が可能なので線画にも向いています。
インクは生インキ式(黒・赤・青)で、リフィルはペン先ごと交換するので入れ替えるごとに新品の書き味に復活するのも嬉しいですね。一本持っていればいろいろな用途に応用がきく汎用性の高さが魅力です。
ぺんてる公式→トラディオ・プラマン
黒、赤、青↓
ぺんてる トラディオ プラマン 黒 TRJ50-A
ぺんてる トラディオ プラマン 赤 TRJ50-B
ぺんてる トラディオ プラマン 青 TRJ50-C
交換用インクリフィル↓
ぺんてる 詰め替えインキ トラディオ・プラマンカートリッジ 黒 MLJ20-A
ぺんてる 詰め替えインキ トラディオ・プラマンカートリッジ 赤 MLJ20-B
ぺんてる 詰め替えインキ トラディオ・プラマンカートリッジ 青 MLJ20-C
余談:
土橋正さんがサイト「文具で楽しいひととき」で海外製品としての「ペン先がメタルのトラディオ万年筆 Pentel Tradio TRF」をご紹介されています。
4 ぺんてる スーパーマルチ8(エイト)
ボールペン芯(黒・赤・青)、鉛筆芯(2ミリ)、蛍光色の色芯等全部で8種類のリフィルを内蔵した多機能ペン。
8種ものリフィルを内蔵しても一般的な多色ペンより細い胴体軸を実現している稀有な製品で、海外でも人気を博しています。
色鉛筆芯だけの組み合わせで販売されている「マルチ8」もありますが、ボールペンや鉛筆芯も含めて利用できるタイプはビジネス用途にも使用出来るので大変便利です。
色芯には蛍光タイプがあるので、マーカー代わりに使用できますし、コピーに写らないノンコピー芯もあるので、ほとんど一本で筆記に必要な要素は揃っているという凄さです。
海外版には文字表記のない安価でカラフルなタイプもラインナップされているので、そちらも楽しいかもしれません。
ぺんてる スーパーマルチ8 セット PH803ST
ぺんてる スーパーマルチ8 PH803
ぺんてる マルチ8 PH802
海外仕様↓
ぺんてる マルチ8海外仕様 PH158
替芯↓
ぺんてる マルチ8セット PH802ST 色芯8色
5 プラチナ万年筆 デスクペン
最後は事務用品としてのロングセラー「デスクペン」をご紹介して締めにしたいと思います。
このデスクペン、パソコンやワープロが普及する以前にはオフィスに無くてはならない超ド定番の製品でした。ブルーブラックのインクが最も多く使われ、かつてはどこの事務所にもおいてあったでしょう。
その正体はいわゆる万年筆なのですが、価格帯は1000円を切る手頃さ。
しかし侮る事なかれ、その書き味はたいへんに優れています。
「いろんな万年筆を試したけど結局デスクペンに戻ってきてしまう」という人もいるようです。
筆跡は超極細で筆幅で言えば0.3ミリくらいでしょうか。
さすがに事務用として普及しただけあり、細かい文字を綺麗に書けるのが魅力。
海外万年筆ではここまでの極細筆記が可能なものはそうそう見ません。さすがは日本人の作るものだと思いますよね。
このデスクペン、最近キャップにクリップが付いたタイプ(上の写真にもあります)のラインナップが増えました。プラチナの製品は蓋にインキ乾きを防ぐ機構が内蔵されており、1年書かずに放置しても、インクづまりを起こさずにそのまま書き出せるというのが売りになっています(同社の安価帯万年筆プレピーに搭載されていた機構の流用です)。
デスクペンはオフィスがでの利用は減ったかもしれませんが、まだまだ履歴書の記入や手書きの手紙に使うなどの用途で親しまれている製品です。
これをあえて手帳の筆記に使うなど、個人レベルで使い方を考えてみるのも楽しいと思います。ロングセラーにはそれなりの理由があるというところを、手にして実感してみてください。
メーカー公式サイト デスクペン
購入はこちら↓
デスクペン プラチナ製品
デスクペン パイロット製品
デスクペン セーラー製品
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以上、個人的に「ヤル気が上がる」ド定番製品を、厳選して5品ご紹介させていただきました。関心を持っていただければ幸いです。